ボリンジャーバンドとは、FXや株式のトレードでよく使われるテクニカル指標のひとつで、MT4で使えるEAにもプログラムに良く組み込まれ、トレンドの始まりや終わりを確認するためのテクニカル指標です。1980年代にアメリカのジョン・ボリンジャーという投資家によって考案されました。ミドルラインと±1σ(シグマ)、±2σ(シグマ)、±3σ(シグマ)のラインでバンド(帯)の形を描き、一定期間の単純移動平均線を表すミドルラインと、移動平均から求められる標準偏差値のシグマラインを使って計算します。統計学を用いて作られており、+2σ(標準偏差)と-2σのラインの間で価格が動くものと想定し、価格の予想を行うのに使います。95.45%との確率でその間に収まるとされています。
ボリンジャーバンドは使い方を理解すれば、さまざまな場面で有効に活用できるテクニカル指標です。MT4のEAにおいても非常によく使われており、為替相場を判断するのに役立ちます。もちろんEAだけでなく裁量トレードの際にも参考にできます。ボリンジャーバンドは、視覚的にわかりやすい指標ですが、売買のタイミングを把握するためには、他の指標とも合わせて利用するのが効果的です。それぞれの指標の強み・弱みの特徴をうまく活かしながら、FXのトレードを行ってください。